新型コロナウイルスが紫外線に数秒間照射されると検出されないとSignifyとボストン大学が共同で確認
中国経済週刊-経済サイトニュース(記者 宋傑)10月15日、グローバル照明リーダーのSignify(アムステルダム欧州証券取引所コード:LIGHT)は上海で、「専門照明市場向けのUV-C紫外線製品は、空気、表面、物品を消毒できるため、学校、レストラン、小売店、工業、オフィス、公共交通機関などの業界の人員にさらなる安全を保証できる。今、新型UV−C紫外線消毒製品の中国市場での普及と応用を加速している。」と発表した。とくに言うべきなのは、ボストン大学と共同で行った研究により、SignifyのUV−C紫外線光源は2019コロナウイルス病(COVID-19)を引き起こす新型コロナウイルスSARS-CoV-2を効果的に不活化できる。
今回の新型コロナウイルスによる肺炎の流行が始まった当初、ボストン大学の医学微生物学の准教授であるAnthony Griffiths博士と彼のチームは、このウイルスの研究を行うための関連機材の研究開発を始めた。研究で、彼らはSignifyのUV−C紫外線光源製品を使い、接種材料表面のウイルスを不活化できる異なる線量のUV−C紫外線照射の能力を調査した。研究チームは1平方センチメートル当たり5ミリジュール(mJ/cm2)の放射線量(6秒間照射)が、99%の新型コロナウイルスSARS-CoV-2を不活化することを確認した。このデータに基づき、1平方センチメートル当たり22ミリジュール(mJ/cm2)の放射線量(25秒間照射)は、99.9999%の新型コロナウイルスを不活化することができる。
Signifyの洪岸礼(Eric Rondolat)最高経営責任者は、「この技術が新型コロナウイルスとの戦いに用いられる巨大な潜在力を鑑み、Signifyはこれを他の照明会社に広く共有することを約束した。また、急成長する市場の需要に対応するため、今後、関連製品の生産能力をさらに向上する計画」と述べた。
「今、人々は空気、表面、物品を消毒することの重要性を認識しなければならない」Signifyのグローバル高級副総裁で、大中華区の総裁の王昀氏は、「紫外線応用分野で蓄積した豊富な経験と知識により、当社はオフィス、学校、公共交通機関、小売店など各シーンの殺菌・消毒に役立つ豊富な製品を顧客に提供することができる」と述べた。
具体的には、カスタマイズされたソリューションは、空港やホテルでのお客様の荷物の消毒、オフィスビルでの小包や郵便物の消毒、ショッピングワゴンのような大型物の消毒など、使用シーンに応じて最適化できる。
資料によると、Signifyの業務は専門照明、消費照明、モノのインターネット照明をカバーする。2019年、Signifyの年間売上高は62億ユーロに達し、世界70以上の国と地域で約3.6万人の従業員がいる。
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